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法華経 南無妙法蓮華経への旅 第四十四回 如来神力品第二十一(1)
この如来神力品は結要付属(別付属ともいう)で、上行菩薩を上首とする地涌の菩薩に法華 経の肝要を付属するという大切な章なのですが、10頁ほどのこの品を何度読み返しても 明確な文証が見つかりません。それらしい文はあるのですが・・・その理由が分かりました。 『これは、鳩摩羅什訳にはありませんが、お釈迦さまは、《卓越した善行をなすもの(上行) という名前の一人の指導者に向かっておっしゃられた》とあるから、上行菩薩ただ一人に 向かって、《あなたたちは、そのようになすがよい。如来は、すでにあなたたちを完成させ ているのである》と答えた。これが付属になります』(橋爪大三郎/植木雅俊著 ほんとう の法華経・ちくま新書411頁) サンスクリット原典の法華経にはしっかりと記述があるものが、羅什訳の妙法蓮華経には 記述がないそうです。って、肝心なこと羅什さん訳しといてよ!(笑) 冒頭、地涌の菩薩が仏前に於いて釈尊滅後の弘教を申し出ます。 『「世尊よ。我れ等は仏の滅後、世尊の分身の在(いま)す所の国土・滅度の処に於いて、当 に広く此の経を説くべし。所以は何(いか)ん、我れ等も亦た、自ら是の真浄の大法を得て、 受持・読誦・解説・書写して、之を供養せんと欲す」と』(妙法蓮華経並開結・創価学会版 567頁) すると釈尊は大神力を現じたといいます。則ち、仏の三十二相を顕現します。眉間白毫相(み けんびゃくごうそう)で光を放ち、十方世界を照らし、広長舌相(こうじょうぜつそう)は放 つ言葉が真理であることを顕しています。衆生、天、竜、夜叉等、諸々の人々が歓喜します。 間髪を入れず、諸天が声高に言います。 『「此の無量無辺百千万憶阿僧祇の世界を過ぎて、国有りて娑婆と名づく。是の中に仏有し、 釈迦牟尼と名づけたてまつる。今、諸の菩薩摩訶薩の為に、大乗経の妙法蓮華と名づけ、 菩薩を教うる法にして、仏に護念せらるるを説きたまう。汝等は当に深心に随喜すべし。 亦た当に釈迦牟尼仏を礼拝・供養すべし」と。彼の諸の衆生は、虚空の中の声を聞き巳(お わ)って、合掌して娑婆世界に向かって、是の如き言を作さく、「南無釈迦牟尼仏、南無釈 迦牟尼仏」と』(妙法蓮華経並開結・創価学会版570頁) 無量の世界を過ぎて、娑婆世界にやって来た。この世界に釈迦牟尼仏という仏がいる。今、 菩薩たちの為に妙法蓮華経を説いている。皆は喜んで釈迦牟尼仏に頭を垂れ供養しろとい うことです。そして、皆が「南無釈迦牟尼仏」と合掌しました。そのとき、十方世界が一 体となり、釈尊が上行菩薩等に告げます。 『「諸仏の神力は、是の如く無量無辺、不可思議なり。若し我れは是の神力を以て、無量無 辺百千万憶阿僧祇劫に於いて、嘱累の為めの故に、此の経の功徳を説かんに、猶お尽くす こと能わじ。要を以て之を言わば、如来の一切の有(たも)つ所の法、如来の一切の自在の 神力、如来の一切の秘要の蔵、如来の一切の甚深の事は、皆な此の経に於いて宣示顕説す」』 (妙法蓮華経並開結・創価学会版571~頁) 如来のあらゆる法、力はこの法華経に顕されていると言います。ここがもっとも肝心なと ころかと考えます。「秘要の蔵」も顕されているのですから法華経に密教的要素はありませ ん。また、「唯授一人」のような秘儀・秘法もありません。すべて経に「宣示顕説」されて います。 (塾)
by taicyan0402e
| 2020-12-01 00:29
| 宿坊の掲示板の話題
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